2014年2月28日金曜日

青龍水

青龍水 (せいりゅうすい)  (第四番 祇陀寺 関連)

現住所 盛岡市鉈屋町地内 (スーパーかわてつ 駐車場 横)



 御田屋清水、大慈清水とともに盛岡山清水の一つ。

 この辺りの大きな沼に青龍が棲んでいたという伝説から名付けられた。 小屋がけの清水場は、飲料水、米とぎ用、洗濯場に仕切られ、今も近所の人たちが使用している。

 環境省選定・平成の名水100選。



 江戸時代は、自噴する湧水だった様子が絵図でわかります。
 天保4年初稿の盛岡砂子(地誌)に「了源寺前(隣接の旧川鉄)に有り。真夏は至って冷泉にて厳冬温かなること湯のごとし。この辺はこの水によって居を保つ」と、地域の生活水として古くから利用されてきました。
 明治8年には、上手の祇陀寺の湧水池から木管で引水し、石垣に「清水普請寄進面附」が刻まれています。この祇陀寺に伝わる青龍伝説によって青龍水と名付けられたようです。
 昭和2年に整備され、同7年に現在の姿となります。昭和45年に枯れたため、井戸に変わっています。
 現在も住民によって共同井戸として維持されています。
 平成20年に平成の名水百選に選定されました。

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・2014/07/08 テキスト・写真追加 青龍水 写真

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