2014年3月18日火曜日

第二十一番 龍谷寺

第二十一番 三ツ割 龍谷寺 (りゅうこくじ) 櫻川観世音

現住所 盛岡市名須川町7-2



御詠歌 いと猛き 虎追ふ杖の 龍谷寺 かゝる奇瑞(きずい)も 法(のり)の力ぞ

 山号虎嶽山(又は五岳山)といい、天和から寛永年間の初めにかけて創建された。 開山は、報恩寺六世室梵積大和尚。 明治四年(1871年)に龍谷寺十六世となった葛原對月大和尚を慕い、随身となった弟子の石川一禎和尚は、啄木の父。 この寺で手伝いに来ていた師僧の妹カツと結ばれた話は、よく知られる。
 御尊像は木彫座像で、丈十六糎(cm)ばかり、総高は約三十二糎(cm)で厨子に入り、伝説にふさわしい御姿です。



 櫻川観世音(別名 片葉観世音)は、現在本堂に向かって左脇の室中(しつちゅう)に祀られている。 木彫の座像で、丈は約十六糎(cm)、総高は三十三糎(cm)の片体の観音様で、世人の願いは一生に一回は聞き届け霊験あらたかなりという。 またその御姿にふさわしい伝説がある。
 なお本堂前には昭和十一年(1936年)九月に国の天然記念物に指定された「龍谷寺モリオカシダレ」があり、裏庭にも日本のモリオカシダレが移植されている。


・関連 櫻川観世音の伝説

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