2014年3月10日月曜日

第十四番 永祥院

第十四番 材木町 永祥院 (えいしょういん) 聖観世音

現住所 盛岡市材木町4-15




御詠歌 有り難や のりのしみづに 養はれ 永き幸ひ うると思えば

 幸田観世音と申しますが聖観世音様で市内材木町の曹洞宗養山永祥院内門を入って左側の観音堂内に安置されている。 木彫座像で丈十八糎(cm)ばかり厨子入総高は約三十糎(cm)の勝れて美しい御尊像。 永祥院は元和年間(1615年~1623年)の終わり頃満室在芸和尚の開山したお寺で初め岩手郡鵜飼村にあったが後に寛永年間(1624年~1643年)に現在地に移転したといわれている。



 紀州三井寺より勧進された聖観世音は、木製座像で丈約十八糎(cm)、厨子入総高三十糎(cm)程の御尊像で、清水観世音といわれた。 もとは永祥院左脇の観音堂に商売繁昌の守り本尊として伝説もある酒買地蔵尊と共にお祀りされていたが、現在は位牌堂の階上殿に祀られている。
 またこの聖観音は、幸田観世音とも呼ばれ、元長町うらの田甫の中の天福院の観音堂に祀られていたが、昭和のはじめ都市計画の整理により永祥院に移された。 また同境内にあった熊谷稲荷神社は、中央通三丁目の岩手山神社境内に移されている。


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・2014/07/28 写真追加 永祥院 写真

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