2014年3月15日土曜日

第十八番 正覚寺

第十八番 上田 正覚寺 (しょうかくじ) 無生観世音

現住所 盛岡市上田2-5-12



御詠歌 生まれずは この正覚を とらずとの 仏の誓い 頼母(たのも)しきかな

 慶長年間(1596年~1614年)没落せる稗貫郡大迫の城主「大迫右近」の兜の八幡座に納めたもので、金銅製の丈一寸二分の御仏体。
 この御仏体は諸願成就霊験顕著なものとして民間に信仰されていました。
 其後、、盛岡の町民「富商の平野八兵衛」と称する人が、御仏体を譲り受け盛岡に持ち来り、ご霊夢によりまして嘉永三年(1850年)春当寺に奉納され、以後長い間厚い信仰を得ている。



 この御尊像は慶長年間(1596年~1614年)に没落した稗貫郡大迫町の城主「大迫右近」の兜の八幡座に収められていたもので、金銅製の一寸二分の御仏体である。 この御仏体は大迫氏の没後、某所で諸願成就の霊験が顕著なものとして広く民間に信仰され、その後、盛岡惣門の平野八兵ェなる富商が、この御仏体を譲り受け、盛岡に持ち来り、後霊夢により嘉永三年(1850年)春に当寺に奉納したもので、無生観世音とは御仏体の背に刻字された無生の銘から名付けられたものである。
 尚、当寺には別に志和稲荷本尊の汗掻観世音も併置されている。 之は白檀製の立像で、台座が三重で高さが三寸七分の、お姿が暑い季節になると汗を掻いている様になるから名付けられたもので、殊にの汗が暑さに隨って著しく、寒くなると隨に薄らぎ、その刻法の見事さは絶賛余りある由。
 御年越しは毎年一月十八、十九日、夏祭りは八月八、九日。


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・2014/07/29 写真追加 正覚寺 写真

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