2014年3月31日月曜日

第三十一番 新庄観音堂

第三十一番 新庄 新庄観音堂 (しんじょうかんのんどう) 聖観世音

現住所 盛岡市新庄町2-41



御詠歌 昔より 慈悲のはからひ 新たなる 新庄山に 今もかがやく

 木彫座像御丈約三十六糎(cm)光背あり、厨子入台座共総高は八十五糎(cm)で美しい尊像です。 慶長三年(1598年)に九番小山観音と三十一番新庄観音の御姉妹観音が一緒に祀られましたが、野火の災禍などの心配から寛文五年(1665年)藩主重信公の奥方により二箇所に御堂を建立されることになり、新庄観音はもと遙拝所(ようはいしょ)のあった現在地に建立し広く庶民の帰依した觀音様とつたえられて居ります。



 明治維新以前には岩山の南郊の観世音林と云われる処にあって、現在地は遙拝所であった。 新庄観世音の石鳥居前に立って岩山の山頂を眺めれば、中腹に小さな杉林がある。 その中に石灯籠と二つの石碑が現存し、馬頭観世音の碑もある。
 この観世音は珍しくも、三重の御堂の中に安置され、寛文年間の作(吉川保正氏談)と見られ、二尺五寸の坐像である。 又、紫の幕が三つあり寛政頃からの作と云われている。 尚、この新庄観世音堂には室町時代の作の二尺五寸の像がある。(吉川保正氏談)


*****

・2014/07/06 写真追加 新庄観音堂 写真

0 件のコメント:

コメントを投稿